雨の日もランニングをしたほうがいい?梅雨のランについて考える

2020年6月9日

今年も梅雨の季節が近づいてきました。梅雨はジメジメして嫌いという人もいると思いますが、何よりもランニングを思うように楽しめません。でも、よく考えたらマラソン大会は雨でも開催されます。だとしたら雨の日でも練習したほうがいいのでしょうか?

雨に慣れていたほうが本番でもいい走りができるのではと思いますよね。実際にそう指導しているトレーナーもいます。そこで、ここでは雨の日にランニングをするかどうかについて、お話しようかと思います。

雨の中を走ってもいい3つの条件

マラソン大会は雨の日にも開催されるわけですから、雨だからといって練習を休む理由にはならないような気がしますよね。特に梅雨の時期は雨で休んでいたら、ほとんど練習にならないという人いるかと思います。

ですので基本的には「走ったほうがいい」というのが答えですが、それには条件が3つあります。

・ランニング後にすぐにシャワーを浴びられる
・雨で体が冷えない気温である
・滑りにくい路面のランニングコースがある

それぞれのポイントを見ていきましょう。

ランニング後にすぐにシャワーを浴びられる

少なくともこの条件が整っているときだけ走りましょう。ポイントは体を冷やさないということです。走っているときは体が発熱しているので問題ありませんが、走るのをやめると雨で体が冷やされます。ですので、ランニング直後にシャワーを浴びられる環境が必要です。

雨で体が冷えない気温である

気温もとても重要です。6月でも気温が一気に下る日もあります。日中は適温でも早朝や夕方以降は気温が20℃以下になることもありますので、そういうときは雨の中のランニングはやめておきましょう。雨の中を走って風邪を引いたのでは意味がありません。

滑りにくい路面のランニングコースがある

路面コンディションも気をつけましょう。滑りやすい路面を走って転んで骨を傷めたなんて笑うに笑えません。河川敷の未舗装の道も雨の中のランニングには適していませんし、石畳もNGです。できればウレタン舗装されたコースで走りましょう。

梅雨時期はカラダづくりと割り切って筋トレDAYにする

雨の中を走るのは悪いことではありませんが、滑らないようにと気をつかいますし、体を冷やさないように注意しなくてはいけません。毎日そんなことを考えて走るくらいなら、もう梅雨時期はカラダづくりと割り切ることをおすすめします。

・ランジスクワット
・体幹トレーニング

この2つを徹底して行うことで、筋力アップと走りの安定化が期待できます。ランジスクワットを20〜30分も行えば、10km走るよりも高い負荷をかけることができます。体幹が整えばレース後半の失速を防ぐことができます。

梅雨時期はこの2点を重点的に行なって、梅雨明けから距離を伸ばしていくというスタンスでいれば「雨だけどどうしよう?」なんて考えずに済みます。ここでカラダづくりに重点を置くことで、夏以降の走り込みも充実したものになります。

ランナーは筋トレが嫌いという人が多く、「筋トレは必要ない」とまで言い切るトレーナーもいます。でも、世界のトップランナーでも筋トレを欠かすことはありません。大迫選手でもキプチョゲ選手でも、勝つための体を作るために筋トレを行っています。

どうせ走れないなら筋トレを積極的にやってみてはいかがでしょう?梅雨明けには思った以上に走れる自分に驚くことになるはずです。

思い切ってランニングマシンを買ってしまう

マンションなどの集合住宅ですと設置するのが難しのですが、思い切ってランニングマシンを買ってしまうという選択肢もあります。ランニングマシンというと何十万円もすると思っている人もいるようですが、Amazonなら6万円程度でかなり高性能なランニングマシンが売られています。

選ぶときに注意しなくてはいけないのが最高速度です。安いランニングマシンですと時速10kmまでしか出せないものも多く、室内でのランが退屈なものになりかねません。それで十分という人もいるかもしれませんが、追い込んで練習したいなら時速16km対応のモデルを選びましょう。

また傾斜をつけられるモデルがおすすめです。16kmまで対応できて傾斜をつけられたら、自宅でかなり追い込んだトレーニングができるようになります。夏場もエアコンの効いた走りやすい環境でしっかりと走れるのは、かなり魅力的です。

何でもいいやと思わずに、しっかりと選定を行って最適なモデルを購入しましょう。

まとめ

梅雨時期でも走れる環境にあるなら、どんどん走ったほうがいいです。雨が苦手ではなくなりますし、走力を落とさずに済みます。でもそのような環境にある人は限られていますよね。ですので、梅雨時期はカラダづくりと割り切るのもおすすめです。

遠回りをしているようですが、実はそれが速く走るための早道です。

もし集合住宅の1階や一軒家に暮らしているというのであれば、ランニングマシンの購入も視野に入れてみてください。予算10万円なら、かなり選択肢が広がります。いいものを購入すれば夏場でも冬場でも自宅でトレーニングできます。安物買いの銭失いにならないようにだけ注意してください。

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