真夏のランニングウェアについて考える

2020年7月21日

今年はなかなか梅雨明けしそうにないのですが、曇り空でも1日外に出ていると、びっくりするくらい日焼けします。私は外仕事のときにGPSランニングウォッチを付けているのですが、時計のところだけきれいに白くなっています。

もはや今さら日焼け止めを塗るのも無意味に思えるほどの日焼けで、だからこそ言えるのですが、夏のランニングは長袖が正解です。できることならタイツもあったほうがいいかもしれません。

夏でも長袖とタイツをおすすめする理由

長袖とタイツとなると、まるで真冬のランニングスタイルに思えますが、最近は長袖やタイツにも冷感タイプのウェアが揃っていますので、長袖だから暑いということはありません。さらに排熱も考えられていて、実はそこそこ快適だったりします。

冬のウェアを夏に着るのはおすすめできませんが、夏用の長袖やタイツなら熱中症対策も考えられているので、日焼け止めをしながらも、涼しさを維持してくれます。もちろん気温が下がるわけではないので無理は禁物ですが、熱がこもらないなら、随分と走りやすくなるはずです。

熱がこもらないなら、日焼け対策ができる長袖やタイツが圧倒的におすすめです。日焼けはランナーにとってひとつもいいことがなく、疲労回復が遅れるだけでなく、歳をとってからシミになって残ってしまう可能性もあります。

健康的な小麦色の肌が許されるのは10代まで。20代以降はきちんと肌を守っていく必要があります。だから、夏でも長袖とタイツがおすすめです。

半袖短パンなら日焼け止めを必ず塗る

夏に着れる長袖シャツやタイツがないという場合には、通常のランニング用Tシャツでも構いませんが、その場合には絶対に日焼け止めを塗ってください。腕や足が日焼けで黒くなることだけは全力で阻止しましょう。

日焼け止めがあまり好きではないという人は、飲む日焼け止めでもOKです。日本ではまだ普及していませんが、欧米ではすでにあたり前のように使われています。飲むだけで効果がありますので、せめてこれくらいのケアはしておきましょう。

それでもやはり日焼けを防ぐには限界があります。日焼けをしたらできるだけすぐに冷やすようにしましょう。日焼けは肌が炎症を起こしている状態ですので、まずは炎症を取り除くことが大切です。

冷やしたら次は化粧水を使って、失われた水分を補うようにしてください。これをするだけで、肌のダメージを最小限に抑えることができます。面倒でも自分の体を守るために必ず行いましょう。

熱中症対策として帽子を着用すること

長袖とタイツに合わせて、帽子も必ず着用したいところです。帽子が嫌なら、日差しが出ている時間帯には走らないことです。もし日中に走りたいなら、直射日光から頭を守るための帽子は必須です。UVカットできるものが理想ですが、できなくてもかまいません。

大事なのは頭を守ることです。髪の毛は黒いのでどうしても光を吸収します。帽子を被るだけで髪の毛が熱を吸収するのを防げますので、熱中症対策としても帽子は効果的です。直射日光を防ぐだけで10℃ほど頭の温度が変わります。

冬の帽子と違って、夏の帽子は通気性も考えて選びましょう。通気性が悪い帽子を選んで、帽子内で熱がこもるのはさけたいところです。熱を吸収しないように白色の帽子がベストです。

目を守るためにサングラスも必須

日中に走るのであれば、サングラスも忘れないでください。紫外線は目を傷つけるので、守らないと目のトラブルを引き起こす可能性があります。それほど高級なものでなくてもいいので、紫外線透過率が0.1%以下のものを選びましょう。

サングラスの色はそれほど気にする必要はありません。あまり暗すぎると走りづらいので、ある程度きちんと見えるものを選びましょう。あとはフィット感があり、走っているときに邪魔にならなければそれでOKです。

あまりに高価なものを選ぶと、傷つけたりするのがこわくて使えないといった本末転倒なことになるので、ブランドにこだわらず、ランニング用で売られているものを選ぶのがおすすめです。Amazonで2,000円台で売られているもので十分ですので、あれこれ悩まずに買ってしまいましょう。

サングラスがあると集中力も上がるので、短時間で質の高いトレーニングができます。目を守るため、質の高いトレーニングを行うために、夏用のサングラスをひとつ持っておきましょう。

まとめ

夏のランニングウェアは「守る」がキーワードになります。肌や目を守ることが最優先で、熱中症から体を守る必要もあります。涼しさを求めてTシャツ短パンで走りたい気持ちはわかりますが、それでは肌を守ることができません。

できるだけ通気性が高く、冷感タイプの長袖Tシャツとタイツを使って、日焼けをしないように心がけましょう。どうしてもTシャツ短パンで走りたいなら、日焼け止めをするか飲む日焼け止めを使い、走った後にはきちんとケアもしてください。

帽子やサングラスも必須です。こういう一つひとつの予防が大きな差になります。速く走れるようになるには、こういう当たり前のことをきちんと行う習慣も重要ですので、面倒でも体を守るためのウェアを選びましょう。

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