マラソン大会の新スタイル「オンラインマラソン」を楽しむ

2020年8月25日

自治体が主催する大規模なマラソン大会が中止もしくはオンライン開催を発表しています。おそらく今シーズンはほとんどのマラソン大会がオンライン開催となるのでしょう。でも、オンラインマラソンは誰にでも向いているわけではありません。面白さをまったく感じないで終わってしまう人もいるでしょう。

そこで今回はオンラインマラソンの魅力や特長をご紹介し、どうすればオンラインマラソンを楽しむことができるのかについてお話します。

オンラインマラソンとは

まずオンラインマラソンの説明からしておきましょう。すでに参加した経験のある人には説明は不要かもしれませんが、楽しみ方を考える上でとても重要なポイントになりますので、確認のためにもチェックしておきましょう。

・好きな時間に好きな場所で走れる
・ランニングアプリで計測
・参加費がかかり参加賞をもらえる
・大会によっては完走メダルをもらえる
・記録は非公式

大会によって多少の内容の違いはありますが、基本的にはこのような条件で開催されます。ポイントは好きな場所で好きなときに走り、ランニングアプリで計測した結果をアップするという点です。

大会によっては走れるのは1日だけになっていることもありますが、1週間程度の幅を持たせることもあります。そして、計測はGPS付ランニングウォッチやスマホで行い、その結果をランニングアプリに反映させて記録をアップします。

当然42.195kmを正確に測ることはできませんので、記録は非公式になります。仮に自己ベスト更新をしても、あくまでも参考記録程度にしかなりません。厳しいと思うかもしれませんが、GPSでの計測には誤差があり、40kmしか走っていないのに42kmとなることもあるので仕方ありません。

また、大規模なマラソン大会をオンライン開催にした場合には、豪華な参加賞をもらえて、さらには完走メダルまで送られてくることもあります。

オンラインマラソンに参加する意義

オンラインマラソンの記録は、あくまでも参考記録にしかなりません。どれだけ速く走れても、そのタイムが正確ではないわけですから、1秒を削ることに意味はありません。もしろん参考記録でも自己ベスト更新を狙ってトレーニングをするのもありですが、キプチョゲのサブ2よりも意味のない記録だと考えてください。

ではオンラインマラソンには何の意味もないのかというとそうでもありません。

・トレーニングのモチベーションになる
・豪華な参加賞や完走メダルをもらえる
・達成感を得られる

さいだいのメリットはモチベーション維持ですね。1人で何時間でも走っていられる人もいますが、そういう人は少数派です。ほとんどの人が何か理由がないと頑張れませんよね。ですので、エントリーをして走らなくてはいけない環境に自分を追い込む。

そういうときにオンラインマラソンはとても有効です。

大会によっては驚くほど豪華な参加賞をもらえることもあります。ふるさと納税に近い感覚で、払った額よりも高そうな食料品を送ってくれる大会もあります。参加賞Tシャツやランニング用マスクなどももらえたりします。

そして、やはり42.195kmを走りきれば達成感があります。練習から始まって、1人もしくは少人数でレースを走ると違って孤独との闘いになります。だからこそ、得られる達成感は普段よりも大きくなります。

オンラインマラソンで大事なのはコース選び

記録に残らないにしても少しでも速く走りたいなら、大事なのはコース選びです。まず信号がないことが重要で、そしてアップダウンも少ないほうが記録につながります。そうなると考えられるのは2ヶ所になります。

・公園などのランニングコース
・河川敷

いずれも信号がなく、アップダウンも少なくて走りやすいというメリットがあります。この2つのうちおすすめなのは公園のランニングコースです。1周1〜3km程度が理想です。

周回コースは飽きるという人もいるかもしれませんが、周回コースなら自分でエイドを用意できます。オンラインマラソンでは、公式エイドはありませんので、自分で水分と食べ物を用意しなくてはいけません。

公園のベンチなどに荷物と一緒に食べ物や飲み物を用意しておけば、自動販売機などで購入する必要もなく、しかも必要なタイミングで給水できます。秋でも気温が高い日が多いので、脱水症状にならないためにも給水は重要です。

河川敷で走るのであればハイドレーションバッグなどを使って、走りながら給水と給食を摂れる状態にしておきましょう。

完走したときのご褒美を決めておく

オンラインマラソンのスタートまでに、乾燥したときのご褒美を決めておくのもおすすめです。「完走したらお寿司を食べに行く」といった感じで決めておけば、走っているときのモチベーションになります。

タイムごとにご褒美を設定しておくと、レース後半での失速を防げます。

4時間以内:回らないお寿司
4時間10分以内:焼き肉
4時間20分以内:ピザ
4時間30分以内:回転寿司

こんな感じで決めておきましょう。もちろん食べ物でなくても構いません。欲しかったランニングアイテムでもいいでしょう。「自己ベスト更新でNEXT%を買う」みたいにしておくと、本気で頑張れます。

人参をぶら下げなくても頑張れるならご褒美は不要ですが、何かを賭けれいればそれだけ力が湧いてくるのも人間です。1人で走って心が折れやすいオンラインマラソンだからこそ、目の前に人参をぶら下げてやる気を高めておきましょう。

あとはベストコンディションで当日を迎えるだけです。ただし、オンラインマラソンには救護がいません。走っている途中で明らかに異変があった場合には、潔くDNFしましょう。その点だけ気をつけてオンラインマラソンを楽しんでください。

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