ランニング食学検定で食事に関する知識をつけよう

ランニングを安全に実施するために必要な正しい知識の普及と、その資格認定を行う日本ランニング協会が新しい資格として「ランニング食学検定」を開始しました。自分自身の身体に合った食事を選べる力を学び、ランニングをより安全に継続して楽しむことを目的としています。

ランニングにおいて大事なのは「練習・食事・睡眠」の3つであることは、これまで何度かお話してきましたが、食事と睡眠はどうしても軽視されがちで、しかも自炊しない人だと、コンビニ弁当や外食に頼ってしまいがち。でも栄養を考えた食事を摂らないと、せっかくの練習がムダになります。そこで「ランニング食学検定」の出番というわけです。

テキストで学び試験を受ける

ランニング食学検定は通常の資格試験とは違い、申し込みをするとテキストが送られてきます。テキストの内容を勉強し、申し込みから90日以内に試験を受けます。その試験の点数によって、それぞれの認定証が発行されるという仕組みです。

ランナーとしてどんなときにどのような栄養素が必要になるか、栄養素それぞれにどのような特長があり、カラダづくりにおいてどのような効果があるか、テキストでしっかりと学ぶことができ、それを知識として身に付いたかどうかを確認するために試験を行うので、きちんと勉強すれば、少なくとも3級は取れるはずです。

1.ランニング食学検定の申し込み
2.支払い
3.決済確認メール
4.ユーザーアカウントにてマイページへログイン
5.受講者情報登録
6.テキストの発送(1週間程度)
7.申し込みから90日以内にテスト
8.認定証の発行(Web)

全体の流れはこのようになっています。十分な時間的猶予はありますが、先送りしていると90日はあっという間。ランニング練習の合間に、コツコツ勉強しておきましょう。ランナーなら小さな積み重ねは得意分野ですよね。

なぜ食事に関する知識が必要なのか

それは、私たちの体はすべて食べたものから作られているからです。例えばお肉や魚などのタンパク質は、筋肉だけでなく血液や骨などの原材料になります。これらが不足すると疲労回復も遅れてしまい、質の高いトレーニングができなくなるため、トレーニング後に積極的な摂取が必要になります。

糖質制限ダイエットをしたことのある人もいるかと思いますが、糖質がないとエネルギー切れを起こすので、私たちランナーは走ることができません。脂肪がエネルギーになるから糖質はいらないという人もいるようですが、糖質がないと脳が活動を低下させます。

こういった基本的な知識があるのとないのとでは、ランナーとしての成長スピードが大きく変わってきます。同じトレーニングをしても、正しい知識に基づいた食事をするのと、何も考えずに好きなものを食べるのとでは走力に開きが出ます。

ということは、食に関する知識を学ぶことで、過去の自分を超えていくことも期待できます。知識のなかった自分に知識をつけて挑む。ちょっとおもしろそうじゃないですか?走った距離は裏切らないと言いますが、学んで身につけた知識も裏切りません。せっかくランニング食学検定ができたのですから、これを機会に勉強してみてはいかがでしょう。

ランニング食学検定試験内容

申込みサイト:https://shokugaku.jaruna.jp/
受検料:4,500円(税抜)
支払方法:クレジット決済、銀行振込

ランニング⾷学検定で学べること
・ランニングと栄養
・ランニングがもたらすカラダへの影響
・強いカラダとココロの作り方
・栄養素の基礎知識
・機能性成分の基礎知識
・水の役割と水分補給の重要性
・栄養補助食品の効果的な活用方法
・レース期の食事のポイント
・ランニングとアルコールについて
・オフ期の食事と栄養について
・目的別の栄養アドバイス

検定評価
ランニング食学スペシャリスト(100点)
1級(99-90点)
2級(89-80点)
3級(79-70点)

申込後、90日の間でテストを受講し、70点以上で上記の認定証が発行されます。テキストに従って、きちんと勉強しておけば70点はそれほどむずかしくありませんので、ぜひランニング食学スペシャリストを目指してしっかりと勉強してみてください。

もちろん、大事なのは実践することです。身につけたスキルを活かして、トレーニング効果を100%引き出せる食事、自分のポテンシャルを高める食事を目指しましょう。

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