シリアスランナーと女性ランナーのためのアサイーのすすめ

2020年11月5日

私たちランナーにとって酸素はとても大切です。酸素がなければ体内にある糖をエネルギーに変えることができません。その酸素は肺で血液中に取り込まれ、体内の細胞に届けられます。このとき血液が不足していると、酸素を届けることができなくなり、思うように走れなくなります。

血液が不足している状態を貧血と呼び、シリアスランナーや女性ランナーの多くが、大なり小なり貧血の状態、もしくはその予備軍にあります。その貧血改善を考えたときに有効になるのがアサイーです。ここではアサイーがなぜ貧血対策になるのか、なぜランナーにおすすめするのかをご紹介していきます。

貧血予防には鉄分補給が必須

ランナーの貧血予防といえば、レバーなどの鉄分が多く含まれた食べ物を摂取するというのが定番です。実際に鉄分が多く含まれた食材を意識的に摂ることで貧血解消効果が期待できます。ただし、鉄分が多く含まれた食材というのは限られており、多くの場合はサプリメントに頼ることになります。

すでに鉄のサプリメントを常に摂取している人もいるかもしれません。ランナーは鉄分を含んだ汗をかき、足裏を何度も地面に叩きつけるので、赤血球がどんどん破壊されていきます。そうやって失われていく鉄分を補うにはサプリメントはとてもありがたい存在です。

貧血の状態で走り続けると、レース中に倒れてしまうこともあります。そこまでの状態にならなくても、それほど速くないペースで走っていても、すぐに息が上がってしまいます。頑張っているつもりなのに、なぜか疲れやすくなって記録が伸び悩むということが多々あります。

そういうときに鉄分補給をするだけで改善したという例はいくつもあります。貧血というのは発見するのが難しく、自分が走れないのは才能がないから、もしくは練習不足だからと思いこむケースも多いようですが、それはただ鉄分が足りていないだけということも珍しくありません。

アサイーには造血作用がある

鉄分を補給するのはサプリメントでもいいのですが、今回おすすめしているのはアサイーです。ただ、ここで期待しているのはアサイーの鉄分ではありません。アサイーも鉄分が多く含まれていますが、吸収しにくい非ヘム鉄ですので鉄分補給としての効果はそれほど期待できません。

アサイーに期待するのは鉄分補給ではなく、造血作用です。アサイーは以前から、飲むと貧血改善に効果があると言われてきましたが、非ヘム鉄であることを考えると筋が通らず、長い間なぜアサイーを飲むと貧血が改善されるのかが謎のままでした。

ところが最近の研究結果によると、アサイーを飲むと造血を促すホルモンに働きかけ、体内でどんどんと血液が作られることが判明しました。アサイーは鉄分を補っているのではなく血液を作ることで、多くの酸素を細胞に送り届けていたわけです。

血液が増えるというのは、血液ドーピングと同じことが起きます。血液ドーピングはレース前に自分の血液を輸血することで、持久力アップを図る手法ですが、もちろん不正です。でもアサイーは輸血するのではなく、体内で血液を作り出すので当然不正にはなりません。

多くのアスリートが不正して得ようとした体の状態に、アサイーを飲むだけでなるわけですから、これを使わないのはもったいないですよね。貧血予防だけでなく、ワンランク上のレベルに到達できる可能性もあります。

毎朝アサイーとヨーグルトを摂取する

アサイーはサプリメントではないので、1日にどれくらい摂取すればいいという目安はありません。とはいえ、まったく目安がないと使いづらいかと思いますので、参考までに私の朝食での使い方をお伝えします。

ヨーグルト:200g
オートミール:大さじ5
アサイー:大さじ4
ブルーベリージャム:大さじ1
はちみつ:ひとまわし

これを毎朝必ず摂取しています。ヨーグルトはタンパク質、オートミールは炭水化物やミネラルが含まれており、アサイーが加えることでランナーに必要なものがまとまっているスペシャルセットになります。このセットが走れるカラダづくりのベースになると考えてください。

もちろんヨーグルトが苦手という人もいるかと思いますので、その場合にはアサイーをドリンクとして飲むだけでもかまいません。大事なのは毎日継続するということです。アサイーは1回飲んだだけではその効果は期待できません。

継続して飲み続けることで、徐々に体質が改善していきます。まずは騙されたと思って1ヶ月継続してみましょう。少なくとも血液の数値は改善され、貧血もほとんど起きないくらいにまではなります。ですので、貧血気味だと自覚している人は、毎日のアサイー生活を始めてみましょう。

SNS お知らせ