新型コロナウイルスによってマラソン人気は縮小するのか

2020年4月10日

新型コロナウイルスの収束がまったく見えず、水戸黄門漫遊マラソンは早々に次回の開催中止を決めています。大阪マラソンもエントリー開始を延期しており、おそらく他のマラソン大会も同様に中止やエントリーの延期をするはずです。こうなってくると、このままマラソンブームの火が消えてしまうのではないかということです。

すでにランニングブームが終焉しかけていたところではありましたが、東京五輪でまた熱が再燃するというのをマラソン関係者は期待していたはずです。その東京五輪は延期という形をとりましたが、場合によっては中止となってもおかしくありません。マラソン熱が種火になっていたところに水をかけられたようなものですので、ランナー人口は一気に減るかもしれません。

でも、一方でランナーの多くが、再開に向けてトレーニングを継続しています。

そこで、今回は新型コロナウイルスが収束したときに、マラソン人気はどうなっているのかについて考察していこうと思います。あくまでも考察ですので、実際にどうなるかはわかりません。でも少しでも明るい話題を提供できればと思います。

収束に向けてランナーは徐々に減っていく

これは避けられないことですが、これから新型コロナウイルスの収束宣言が出るまで、ランナーの数は徐々に減っていきます。これから走り始めるという人はかなり限られてきますが、安全を考えて走らなくなる人は増えていきます。ランニングは習慣化が重要なスポーツで、1度走るのをやめてしまうと再開するのに大きなエネルギーが必要になります。

しかもマラソン大会が行われるかどうかもわかりませんし、個人のランニングはOKだとしても、ラン仲間との交流も亡くなります。そういう環境でモチベーションを維持できるランナーは限られています。本当にランニングが好きという人や、ランニングを個人のスポーツとして楽しんでいる人は継続できますが、普通の人は「もういいや」となってしまいます。

残念ながらこれだけはどうしようもありません。

陸連も手を打つことができない状況ですし、ランニングのトレーナーやイベント会社も何もできません。一部の選手が練習内容を動画で公開していたりしますが、この状況があと1〜2ヶ月で終わるならそれも続きますが、先が見えなくなったとき、彼らも生活がかかっているので、いつまでも練習内容の公開をしている場合ではなくなります。

とにかく現状はランナーにとってネガティブなことしかありません。この状況でランナーが減っていくのは仕方のないことです。

収束して落ち着いたらランニングブームがやってくる

大事なのはここからです。

新型コロナウイルスが収束したら、おそらくランニングブームが再燃します。これは希望的観測ではなく、きちんと根拠もあります。今回の騒動でキーワードになるのは「免疫力」と「体力」です。その両方を手にしている人は、仮に感染したとしても大事にならずに済んでいる可能性があります。おそらく収束した後にそのようなレポートが出てくるはずです。

そうなると、同じことを繰り返さないようにするために、世界中の人たちが自分の健康を自分で守ろうとし始めるわけです。そのときに手っ取り早いのがランニングというわけです。スニーカーさえあれば誰でも始められるスポーツで、しかも追い込んだ練習をしなければ健康に役立つことは誰もが知っています。

この流れは医療費の高いアメリカから始まります。高い医療費を払うくらいなら、健康のために毎日コツコツ走ろうというブームがやってきます。そうなると右へ倣えの日本でも、当然ランニングブームが起こります。もちろん、日本でも健康が大事という意識が高まるのも影響します。

そもそも日本のマラソン大会の多くが営利目的ではなく、市民の健康促進のために行われているので、この状況が落ち着いたらほとんどの大会が再開するはずです。ただし、財政的に難しくなる自治体もあるので、すべての足並みが揃うわけではありません。もしかしたら消える大会もあります。ただ、全体としてはまたゆっくりと活性化していきます。

ランナーは体力を落とさずにじっと耐えていよう

しばらくはランナーにとって負の時代がやってきます。でも止まない雨はありません。どれだけランナー人口が縮小したところで、走るのを止めない人は一定数います。そういう人たちが元気に走り回っている姿をSNSなどで発信すれば、元ランナーもランナー出ない人もちょっと気になるはずです。

フルマラソンを完走して、完走メダルを誇らしげにアップすれば、「来年は自分も」となる人が増えてきます。だから、ランニングブームが再来するかどうかは、今も走り続けている私たちランナーにかかっています。

だから、私たちがこのタイミングで行うことは、地道にトレーニングを積み重ねて、体力を落とさないようにすることです。いざ再開となったときに体が重くて走れない。筋力が落ちていて走れないなんてことにならないように、コツコツトレーニングをしておきましょう。

ただし、負荷の高いトレーニングは免疫力を下げます。がんばりすぎないことが重要です。軽めのトレーニングと十分な睡眠、そして食べすぎないことを心がけて、走れる体をキープしましょう。

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